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「近道」と韻を踏む語——「〜しい」と「〜に」が作る韻

「道週」2日目は「近道」です。前日は「道」でした。

59語、全部が画面に出る

近道(チカミチ)の完全韻は59語。前日の「道」が419語で画面の上限120語に収まりきらなかったのに対し、こちらは全部が画面に並びます。4拍に伸びただけで、韻の相手は7分の1に減りました。

「〜しい」と「〜に」

59語を眺めると、同じ語尾の型が2つ目につきます。

ひとつは形容詞の「〜しい」。久しい・親しい・卑しい、そして近しい。近道の「近」がそのまま形容詞になった語が、音のうえでも近道の隣にいます。

もうひとつは副詞の「〜に」。因みに・次第に・日増しに・自在に・子細に・終いに・刻みに・妄りに。8語あります。

「i・a・i・i」という母音列は、日本語の語彙のどこかで自然に量産されるものではなく、こういう語尾の型が作っています。前日の「道」で見た「漢語の音読みが韻を作る」とはまた別の作られ方です。

もうひとつの「ミチ」

完全韻の中に、読みが「〜ミチ」で終わる語がもう2つあります。下道(シタミチ/高速でない道)と刻み値(キザミチ)。下道は意味のうえでも近道と同じ道路の語彙で、音も最後の2拍がそろいます。

「道」とは隣同士、ただし画面には出ない

近道は「道」の末尾2拍韻にあたります。ミチで終わる語なので当然です。ところが「道」のページを開いても近道は出てきません。末尾2拍韻の仲間は8,000語を超え、画面には上限の120語までしか表示されないからです。

当て字は5通り。血火魅血馳牙美馳恥華巳恥知嘩実知地加魅地。前日の「道」の当て字(魅血・美馳など)がそのまま後ろ半分に入っているのが見えます。

Raimzで「近道」を調べると、韻を踏む語のリストと発音がすぐ見られます。

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