道
「迷い」と韻を踏む語——迷いと悟りは完全韻
「道週」4日目は「迷い」です。前日は「峠」でした。
迷い=悟り
今週いちばんの当たりがここにあります。迷い(マヨイ)と悟り(サトリ)は完全韻です。
道に迷うことと、迷いが晴れること。仏教語としては真正面から対になる2語が、母音列「a・o・i」で完全に一致します。しかも迷いの完全韻は103語で上限の120語に収まるため、迷いのページには悟りが出て、悟りのページには迷いが出ます。どちらから引いても相手が画面にいる、双方向の関係です。
前日の峠で見た「詣で」が意味の近い語の合流だったのに対し、こちらは意味が正反対の語の合流です。音は意味の向きを選びません。
「サト」の周りに集まる語
悟り以外にも、同じ方向を向いた語が並びます。諭し(サトシ/教えさとすこと)、聡い(サトイ/察しがよい)。悟り・諭し・聡いの3語は、字は違っても「わかる」側の語彙で、しかも頭が同じ「サト」です。
迷い側にも仲間がいます。惑い(マドイ)は「似た音の語」に出てきます。迷いと惑いは1拍だけ違う、ほぼ同じ意味の2語です。
旅の語彙もそろう
103語を眺めると、道を行く側の語もよく出ます。通い・宿り・便り・頼り・誘い・運び・名残・名乗り。
「便り」と「頼り」は読みが同じタヨリで、どちらも旅先と結びつく語です。遊び・香り・囲い・悟りと並べると、そのまま一行のフレーズになります。
当て字
当て字は5通り。魔夜威・麻妖異・摩与意・真予衣・魔余威。
Raimzで「迷い」を調べると、韻を踏む語のリストと発音がすぐ見られます。